4.11.11

真空打破⇒から装苑賞へ

真空パックは、機能面での長所というと保存面、衛生面がずば抜けて良いところですが、それってつまりは、食べ物自体の「時」を止めることができるものだと思うのです。

そのものの動きを止め、成長を遅れさせる。

そしてそういうところは、デザインに真空パックを使うポイントかもしれない、と思っています。

やっぱり私はロマン思考?でしょうか


ただ私は何にでも意味を持たせたがり、
やりすぎる、足し算しすぎるというところがあるので
気をつけないといけません。


そう、私事ではありますが
装苑賞、一次審査を通過することができました!

もちろん、食べることのできる衣服がテーマです。


先生に昨日、
笹岡さんはこういうチャンスがある方が力を発揮できるから、と言われました

実のところ、私自身もそう思います。
見えない未来の為にしゃかりきに動くことって躊躇してしまうので…
それではだめなのだけれど。

そういう人は、大きな目標までの道のりに、近い目標をたくさん作ると良いというのを聞いたことがあるのですが、
私の近い目標のうちの1つが、装苑賞に通過することだったのです。

なのでこれからの目標は、大きい順に言うと
賞を取る
二次審査に通過する

ですね。
頑張ります!



今年の夏あたりの自分を思い返すと
今のこの気持ちの変化が信じられません
私は今年の夏頃、ずっと途方に暮れていたのですから

自分のクリエイションは何の為に存在するのか、自分のデザインは世の中には必要のないもの、「無駄」なのではないか、と長いこと悩んでいました

そしてこのまま仕事を始めたとしても、今存在する多くの「デザイナー」の中に自分も埋もれるのではないか
では、デザイナー達は、周りのみんなは、何の為にそのクリエイションをするんだろう?好きなことをしているだけで満足なのだろうか?

などと、悶々としたまま
動けずにいたのです
もちろんそんな状態ですから何も制作することができませんでした
ファッションを見るのも嫌になるほどでした

しかし、今となっては
なんてくだらないことを悩んでいたのだろうと思います

頭で考えるばかりで心が動いていなく、好きにやって楽しむということを忘れていたのですね

おそらく卒業や就職を手前にして焦ってしまっていたのだと思います


日頃からアドバイスを下さる、信頼している先生には
「22歳なんてまだスタート地点にもいないくらいなんだから。笹岡さんは頭で考えすぎて頭でっかちになってるよ、手を動かさないと何も見つからないよ!」
と言っていただきました
この先生には本当に感謝するばかりです。

誰にも相談できずに1人で悩んでいたので、そのとき本当に楽になったのを覚えています

私の恋人にも感謝しています
すぐに迷子になり、道を行ったり来たりしてしまう私を照らしてくれる大切な存在です。
 
厳しい言葉をもくれる人の存在というのは
本当に私を思ってくれているからだと思うので有難いですね


それ以来、人の目を気にせず自分が楽しんで作ることに重きを置いて制作ができるようになりました。軌道修正。


そんな葛藤を経ての、今回の装苑賞一次通過。

こうなったらもう自分を信じるしかありません
試練は乗り越えられる人の前にしか現れないのだそうです。



9月の自分にさよならしたら
顔つきが変わる11月

9月に深く深く沈んだら

浮かび上がるだけの11月


そして
12月には空が見えますように



長々とすみませんでした


つまりは、私の時を止めていた真空パックを突き破れ!ということです。

うまくオチれたかな、、笑

3.11.11

スカートを美味しく食べる方法



展示している作品の中に
ビスケットでできたスカートがあります

これは、正しくはナビスコのリッツ クラッカー(これにカマンベールチーズとイチゴジャムを乗せると最高♡)



それを1枚1枚真空機で真空パックして、衛生面はもちろん保存も長くできるようにしました。

普通の状態の袋詰めされたリッツの賞味期限は半年ほどですが、真空パックするとビスケット、クラッカーなどは約1年以上、状態が保たれるみたいです。ちなみにリッツはもともと保存食としても販売されているのでいざというときの非常食にもなりますね


真空パックしておけば、いつでもサクサクのリッツが楽しめるというわけです。
なんか食品の紹介してるみたい(笑)


繋ぎ目を切って、リッツを食べて、丈を短くすることもできます。

全部食べ終わったら、残るのはベルトだけ!
ベルトはそのまま使うか、今の季節なら焚き火で焼き芋でも楽しんでください♫ 焚き火で焼いたマシュマロをリッツで挟んでも美味しいと思います〜


これ完全にリッツの宣伝ですね!笑

この記事読んで食べたくなったあなたは、コンビニにリッツを買いに行くのではなく、私の作ったバッグを買ってね♡
これが本当の宣伝でしょうか?

そう、同じリッツin真空パックのトートバッグもあります


これはスカートより断然普段使いしやすいしキュートなので気に入っています
結構縫いづらかったのですが、しっかり縫ってあります。
ちなみに持ち手もマカロニなので、茹でれば食べることができます!
リボンのパスタは接着剤使用なので残念ながら食べることはできません。


これを作っていて思いついたのが、この服でリッツのCMに出られないかなーって笑
ナビスコ本社にプレゼンしに行こうかなあ


私の服が売れればナビスコさんも儲かりまっせ〜

ってね!



あ、展示中は
勝手に取って食べちゃだめです。


お腹が減ってきたので
今日はここまで〜


展示スペースには感想ノートも置いておくので、一言だけでも何か書いてくださると泣いて喜びます
頂いた言葉、反応、そういうものすべてが私のエネルギーになるんです

30.10.11

林檎と瞳は宇宙


EAT ME プロジェクトのイラストは、友達と雑談していたときに生まれたもの。


キャンディが目になってるのが描きたいと話していたら、友達が「じゃあ開いたり閉じたりしているのは?」とアドバイスをくれ、しゃかしゃかと描いてみたものがそのまま採用されました
私は絵があまり得意ではないのですが、これは気に入っています


こういう何でもないときにサラサラっと描いたものの方が上手いのは何故でしょう?



ちなみに私は身体の中でも
目 というのが1番気になる部位で、
優しい目や、目ヂカラのある人に惹かれるし、自分のお化粧も目に1番時間をかけてしまいます。
目ってすごく綺麗ですよね。睫毛のカーブといい、瞼の艶といい…


あと生物の目の動きというのはとても面白いな、と思うのです

目は嘘をつかない、目を見ればわかる、と言うように目には精神状態が表れるんですよね
それがすごくおもしろい!
だからといって、私は人の目をみても嘘は見抜けませんが。笑



目といえば、
最近Twitterで見つけた、目のとても興味深い写真を紹介します



ブラックホールみたい、、、
美しい。


これはSuren Manvelyanというフォトグラファーの作品です。
瞳の超接写。

瞳ってこんな形だったんだ…フカヒレみたいでもある笑
まさに、吸い込まれそうな瞳。
ブラックホールってこんな感じでしょうか。

これを見ていると、人間の瞳って宇宙なのではないかと思えますね。ロマン。

やっぱり生物の身体って神秘的。素敵。



やっぱり目って素敵!
私も素敵な目の持ち主になりたいな

だれかが
綺麗な目になりたければ
綺麗なものだけを見なさい

と言っていたけれど。



ちなみにその続きは
綺麗な唇でいたければ
綺麗な言葉だけを発しなさい

その通りですね


綺麗は内面から!

ちなみにこれはハスキー犬の左目。きゃー

EAT ME の はじまり

食べることのできる衣服



これは、現在行っている卒業論文・制作と、今年の文化祭で展示するクリエイションのテーマです。
その名の通り、着ることができてなおかつ食べることもできる服を制作します。


人間の身体はすべて、食べ物からできている
皮膚も、内臓も、髪も爪も。

食べ物を食べて栄養を摂るから、身体は機能する
食べる、という生理的行動がなければ、人間は生きてはいかれない


食べることは 生きることである



…という絶対的行為、とは反対に

服を着ることは
ファッションを楽しむことは
生きることではない、

と思ったのです。

いや、私にとっては
ファッションは最早なくてはならないもので
毎日私の頭を悩ませ、感情を左右するほど身体に染み付いて離れない、だいすきなもの


だけど、どうでしょう
現在のファッションの傾向といえば

大量生産

流行の為にどこも似たようなデザイン

安くてすぐ手に入る


ますます、服は【消耗品】として扱われているのです。
試しに〈服 捨てる〉で検索してみてください。多くの人が、自分が買った服を邪魔扱いし、捨てようとしていることがわかります。


ファッションの価値は何でしょうか
服は、着たら捨てられるだけの運命なのです

タンスが時々しなるような音を出すのは、あなたのタンスの奥にしまわれたままの服が
泣いているから



お洋服たちは思うんです



「 このまま捨てられるくらいなら


このまま、燃やされて忘れられるくらいなら


だったらいっそ




わたしをたべて。

あなたの一部にして。」







衣服に付加価値をつけてあげたい

これが今回のテーマの始まりです。

21.10.11

cosmos

面接終わりました〜
適度な緊張というのは結構楽しいです

まあ面接の最中はガタガタぷるぷる震えてたんだけど笑
いい結果がくるといいな。

会社に行く道で見つけた、クッキー工房というところでレモンクッキーを買ったのだけど
これがなかなかすっぱいの!
かむかむレモンみたいな味のクッキー。不思議な感じ!
お店のおじさん曰く、1個に40mg?のビタミンが入っているとか!…すごいのかは分からないけど笑

そして、面接が終わってから
河本先生に真空パック機をお返ししに、待ち合わせの小田急永山へ。
コーヒーをごちそうになり、30分ほど話をしました
私が将来の目標を掲げていたら、「目標は明確に、あとは腹くくってがむしゃらにやれ」と言っていただきました
本当にそうですね

腹括らないとね!

先生ありがとうございました!


やる気アーップ(`・⊝・´)

20.10.11

test

明日は、第一志望の一次面接です。そして初の会社面接!どきどき

初めて見た時の、胸をズガンと撃たれたような衝撃。
知れば知るほどに感動して、興奮したり悔しくなったり、色んな感情が入り混じってよく分からなくなって涙が出そうになる、そんな服を提供し続けてくれるブランド。ここで働けたら、様々な経験が自分のスキルアップに繋がるだろうな。

けれど、私が考える服や私のアイデアからしたら
両極端な位置にあるとも思う。
常々思っていますが、私は、もっと布を扱う技術を身に付けないと。アートだけでなくファッションに生きるのであれば、布ときちんと向き合わねば!せっかく学んだ基礎も忘れないようにしないと、です。



私の今回のクリエイションと卒論における大切なテーマについてはまた後日書くことにします。


あ、最近のお気に入り!
PLEATS PLEASEついに…♡